眠い。
眠い夜だからこそ再考する
あの名盤。
5th WHEEL 2 the COACH(1995/04/26)「5th WHEEL 2 the COACHの解釈2010」と題しまして。
ちゃんとこのアルバムを、(電車の中で)シャッフルせずに、聞き直してみました。
するとすぐわかったのが、当時スチャダラパーを人気にさせた「ブギーバック世代」を
自ら突き放そうとしたこと。そしてスチャが一番"B-BOYらしさ"の頭角を見せたのもこのアルバム。
つまり人気がある人気があるという割には、実はコレ、スチャのアルバムの中でも異色なのだと思っていますっ
とはいえスチャらしいアルバムとも言える本作。
言葉遊びと漫才のような二人のやりとりにまだ重きをおきつつも、
垢抜けたクールなトラックと言葉の意味に更に深みを増したリリックが見事なアルバム。
さて、これから曲単位で適当に解説しようとおもうのですがっ、
一部2008年に発売されたPVクリップ集のオーディオコメンタリーを参考にさせてもらいます、、
[B-BOYブンガク]
このアルバムの中でも特に人気のある楽曲。単にHIPHOPを前に出した楽曲ではなく、
これはスチャが自分自身の行く末を歌っているという曲。
自分の伝えたいこととは何なのか、とか、リリックを見ていただくとわかります。好きです。
[ノーベルやんちゃDE賞]
NHKでもインストバージョンが使われた有名な曲。
初期の頃の掛け合いラップ満載なのですが、実はこれ主題がすごくて。
キチガ○だったり、人前で目立ちたがるような人を
あえて「やんちゃ」と捉えてキックした楽曲。面白いですねっ。
[南極物語]
SHINCOのファンキーなトラックに乗せて、叙情的なリリックを展開
南極なんてのは関係なく、「結局南極~」って言いたいだけなのでは(笑)と思ったりもしますが
私もそう思います。すちゃだらしてるなあ。
[The Late Show]
長くなりそうな気がするので、一気に飛ばしました。
この楽曲、歌ってることは単に「遅刻の言い訳(=The Late show)」なのに、トラックが好き。
ほんとこんなくだらない(けどすばらしい)リリックに華を添えてくれてるSHINCOに感謝。
あ、そういえば
この曲って開始がAM 0:00で、
終了がAM 8:30ですよね。
だから通りで、若干トラックと雰囲気がダウナーな気もしてたんです。
(更にダウナーなのが次の6thアルバム「偶然のアルバム」)
ただ明るいだけで言葉遊びをするだけではないということを
「ブギーバック世代」に見せつけたアルバムと、考えています。イーネ!