ポケモン映画雑感

劇場版ポケットモンスター
ベストウイッシュ
キュレムVS聖剣士ケルディオ
同時上映: メロエッタのキラキラリサイタル
まず気になるのは、本編よりも同時上映の復活だと思う。
調べてみると、2003年以来9年ぶりの復活。そりゃ目立つ。
さすがに15年も同じ題材で映画をやってると、マンネリにならないほうが難しい。
そこでいつも「内容」で奇を衒ってきたのを、ついに「短編復活」という、
ある意味裏技的なモノを使って、マンネリを打破してくれた。
まず最初に「メロエッタのキラキラリサイタル」が上映。30分ほどの通常アニメと同じ尺。
三行でストーリーを説明すると
・メロエッタがそこらへんのポケモン集めてリサイタルを開こうとしたよ
・でも(ロケット団の)ニャースがバカやらかして、メロエッタのメロディベリーを飛ばしちゃったよ
・みんなで探そう!やったみつかった!じゃメロエッタ歌うね
というか公式サイトにあらすじがあったよ。うんうん。
御三家ポケモンも勢揃いで、メロエッタというか中島愛さんというか、
とにかく中島愛さんって歌うキャラだと取り敢えず呼ばれるのかな、そんなこと言っちゃいけない
まあ30分の短編なので、ストーリーはさっきの3行でほんと完結です。
あ、御三家以外にもいろんなポケモンがいっぱい出るよ!コダックとか。詳しくは上の公式サイトへ。
最後は現在のEDにもなってる「みてみてこっちっち」のフルバージョン。
ももクロをエンディングに呼ぶという発想は、ついに踏み込む所まで踏み込んだかと思った、
が、なぜか良い曲だなって思えるのは作詞作曲がいつものメンバーだからか、
それとも、ももクロの実力か。深夜アニメの頃から何度も聞いてたけど、ファンになりそう…どうしよう
映画特有のヌルヌル作画(動きがとても滑らかな作画)は、物語終盤のリサイタルシーンで随所に見られます
短編映画によくそれだけ作画頑張っちゃうなってぐらい頑張ってます。これは素直に凄い。
是非劇場で確認して、この30分の短編の価値を確かめてみてください。
そして本編の「キュレムVS聖剣士ケルディオ」、残りの1時間30分ぐらい。
これがまた、奇を衒った一作。というか、斬新。
まずなんといっても、
ポケモン映画史上
最も舞台がミニマル。
つまり、舞台が狭いということ。
これほど狭いのは、かつての「ジラーチ」の映画以来では?というぐらい小さい。
例えばミュウツーは、船着場から、船で海へ、海からミュウツーの住処へ…というのが、
だんだんとスケールアップして、大きなビッグシティや近未来都市なんかが当然のように出てきて、
去年の映画なんかは砂漠/寒地からはじまり、平野から山上の大きな街がメインの舞台に・・・
となっていますが、今回は「列車」「ポケモンセンター」「古びた工場跡」ぐらい
途中列車から降りて駅弁を買ったり、ポケモンセンターがある街がちょっとだけ写ることもありますが、
ほんとそれもちょっとだけ、モブも10人いるかいないかのレベル。
ちなみに駅弁屋で駅弁を売ってるマリン(声:ローラ)の売っていたダルマッカ弁当。
ローラが劇中で「モウカリマッカーダルマッカー♪」と歌っていたダルマッカ弁当、
あれ、実在する弁当ですよね。群馬県の。「だるま弁当」でググったら出てきました。
面白い所からインスパイヤするなあ。
で、そんな狭い舞台だからこそ、メインのポケモンたちが目立つ。
ケルディオは、「聖剣士」と呼ばれるビリジオン・テラキオン・コバルオンの3匹に、
立派な聖剣士になるために日々修行を受けていました。
その目的は、強敵「キュレム」を倒すこと!
・・・べつに、キュレムがなんか悪いことをしてるわけでもないけど、使命みたいです。
が、ケルディオは修行にしびれを切らし単身キュレムの元へ!!
「僕は聖剣士だ!勝負だキュレム!」と言うケルディオ、
しかし実際はまだ聖剣士でもなんでもなく、キュレムに角を折られビビって逃げちゃう。
その時止めにかかった聖剣士3匹は、キュレムに氷漬けにされちゃいます。
キュレムは勝負を途中で邪魔されるのも、中断されるのも許しません。
キュレムはしつこくしつこく、ケルディオを追いかけていくのでした。
そこから物語は進みます。列車で目的地へ移動中だったサトシたちは、
列車に転がり落ちてきたケルディオを保護する。
が、そこに登場する・・キュレム!なんとか途中トンネルに差し掛かり逃げ切る!
そこからケルディオとサトシたちの友情が芽生え、そしてキュレムとリベンジマッチだ!
↑この最後の一行。実はこれがメインストーリー。
そう、別に例年みたいに悪い人間がいたり、悪いポケモンが暴れてるとか、そんなんじゃない。
かといって世界が滅亡したり、歴史が変わるとか、そういうのでもない。
身内話とも言える。
が、その中でケルディオはある一つの姿に変えていく
それは「かくごのすがた」。
覚悟をきめないと。勇気、絞らないと。
そういうメインテーマは、しっかり見えます。
やだ、時間がもうない、
でもほんとに、ストーリーは上の最後の一行に集約されてます。
ケルディオのかわいさって点でも、見てよかったなとおもいましたよ

劇場版ポケットモンスター
ベストウイッシュ
キュレムVS聖剣士ケルディオ
同時上映: メロエッタのキラキラリサイタル
まず気になるのは、本編よりも同時上映の復活だと思う。
調べてみると、2003年以来9年ぶりの復活。そりゃ目立つ。
さすがに15年も同じ題材で映画をやってると、マンネリにならないほうが難しい。
そこでいつも「内容」で奇を衒ってきたのを、ついに「短編復活」という、
ある意味裏技的なモノを使って、マンネリを打破してくれた。
まず最初に「メロエッタのキラキラリサイタル」が上映。30分ほどの通常アニメと同じ尺。
三行でストーリーを説明すると
・メロエッタがそこらへんのポケモン集めてリサイタルを開こうとしたよ
・でも(ロケット団の)ニャースがバカやらかして、メロエッタのメロディベリーを飛ばしちゃったよ
・みんなで探そう!やったみつかった!じゃメロエッタ歌うね
というか公式サイトにあらすじがあったよ。うんうん。
御三家ポケモンも勢揃いで、メロエッタというか中島愛さんというか、
とにかく中島愛さんって歌うキャラだと取り敢えず呼ばれるのかな、そんなこと言っちゃいけない
まあ30分の短編なので、ストーリーはさっきの3行でほんと完結です。
あ、御三家以外にもいろんなポケモンがいっぱい出るよ!コダックとか。詳しくは上の公式サイトへ。
最後は現在のEDにもなってる「みてみてこっちっち」のフルバージョン。
ももクロをエンディングに呼ぶという発想は、ついに踏み込む所まで踏み込んだかと思った、
が、なぜか良い曲だなって思えるのは作詞作曲がいつものメンバーだからか、
それとも、ももクロの実力か。深夜アニメの頃から何度も聞いてたけど、ファンになりそう…どうしよう
映画特有のヌルヌル作画(動きがとても滑らかな作画)は、物語終盤のリサイタルシーンで随所に見られます
短編映画によくそれだけ作画頑張っちゃうなってぐらい頑張ってます。これは素直に凄い。
是非劇場で確認して、この30分の短編の価値を確かめてみてください。
そして本編の「キュレムVS聖剣士ケルディオ」、残りの1時間30分ぐらい。
これがまた、奇を衒った一作。というか、斬新。
まずなんといっても、
ポケモン映画史上
最も舞台がミニマル。
つまり、舞台が狭いということ。
これほど狭いのは、かつての「ジラーチ」の映画以来では?というぐらい小さい。
例えばミュウツーは、船着場から、船で海へ、海からミュウツーの住処へ…というのが、
だんだんとスケールアップして、大きなビッグシティや近未来都市なんかが当然のように出てきて、
去年の映画なんかは砂漠/寒地からはじまり、平野から山上の大きな街がメインの舞台に・・・
となっていますが、今回は「列車」「ポケモンセンター」「古びた工場跡」ぐらい
途中列車から降りて駅弁を買ったり、ポケモンセンターがある街がちょっとだけ写ることもありますが、
ほんとそれもちょっとだけ、モブも10人いるかいないかのレベル。
ちなみに駅弁屋で駅弁を売ってるマリン(声:ローラ)の売っていたダルマッカ弁当。
ローラが劇中で「モウカリマッカーダルマッカー♪」と歌っていたダルマッカ弁当、
あれ、実在する弁当ですよね。群馬県の。「だるま弁当」でググったら出てきました。
面白い所からインスパイヤするなあ。
で、そんな狭い舞台だからこそ、メインのポケモンたちが目立つ。
ケルディオは、「聖剣士」と呼ばれるビリジオン・テラキオン・コバルオンの3匹に、
立派な聖剣士になるために日々修行を受けていました。
その目的は、強敵「キュレム」を倒すこと!
・・・べつに、キュレムがなんか悪いことをしてるわけでもないけど、使命みたいです。
が、ケルディオは修行にしびれを切らし単身キュレムの元へ!!
「僕は聖剣士だ!勝負だキュレム!」と言うケルディオ、
しかし実際はまだ聖剣士でもなんでもなく、キュレムに角を折られビビって逃げちゃう。
その時止めにかかった聖剣士3匹は、キュレムに氷漬けにされちゃいます。
キュレムは勝負を途中で邪魔されるのも、中断されるのも許しません。
キュレムはしつこくしつこく、ケルディオを追いかけていくのでした。
そこから物語は進みます。列車で目的地へ移動中だったサトシたちは、
列車に転がり落ちてきたケルディオを保護する。
が、そこに登場する・・キュレム!なんとか途中トンネルに差し掛かり逃げ切る!
そこからケルディオとサトシたちの友情が芽生え、そしてキュレムとリベンジマッチだ!
↑この最後の一行。実はこれがメインストーリー。
そう、別に例年みたいに悪い人間がいたり、悪いポケモンが暴れてるとか、そんなんじゃない。
かといって世界が滅亡したり、歴史が変わるとか、そういうのでもない。
身内話とも言える。
が、その中でケルディオはある一つの姿に変えていく
それは「かくごのすがた」。
覚悟をきめないと。勇気、絞らないと。
そういうメインテーマは、しっかり見えます。
やだ、時間がもうない、
でもほんとに、ストーリーは上の最後の一行に集約されてます。
ケルディオのかわいさって点でも、見てよかったなとおもいましたよ
スポンサーサイト