いつか復活するぜ!
 
 
 
 

 
 
一呼吸、すーはー。

書ききれなかったトリプルショットEPのレビュー。12年越しのレビュー。
いろんなブログやCDレビューサイトをこれまで調べてきましたが、
『トリプルショットEP』について何十行にも渡ってレビューしてらっしゃった方はいませんでした。
じゃあ、私がします。思い入れがあるんです。それでいいんです。買って3日ぐらいしか経ってないけど。


トリプルショットEPトリプルショットEP
(1999/09/08)
スチャダラパー


#01~#05の感想は前記事に

01.トリプルショット (エクストラショット)
02.More Fun-Key-Word (TowaTei Remix)
03.トリプルショット (Original Version)
04.More Fun-Key-Word Bonus Track
05.4ch Funk (Live!)


06.B-Boy ブンガク (Live!)

奇しくも時間切れとなり折り返し地点となったこの曲こそ、このシングルの隠れた名作。
というのも、前記事にも書いたようにライブ用にトラックが変わってます。ライブバージョンです。
そして色々とライブ音源を聞いてきましたが、私はライブ音源の中では1位2位を争うぐらい好きです。
原曲が暗いオールドスクール感丸出しのトラックだったのに対し、こちらも暗いといえば暗いんですが、
暗さの中にドラムの狂ったような打ち込みとベース、何からサンプリングしたのかわからないような警告音のような音。
とにかくこの"FAT BEATS"が、95年の「B-BOYブンガク」を見事に98年の『Fun-key LP』色に染めてしまった。
Fun-key LPに入っていても違和感のないような唸るベースが見事に前曲と次曲と繋がって気持ちいいんです。
hookも原曲ではサンプリングだったものをBOSEとANIが交互にラップするという家内制手工業。
ラストでオーディエンス(黄色い声)も一緒に「あーにーぼーえすいーしんこー!」と叫んじゃったりして。
ウケ、よかったみたいですよ。やりましたね。


07.0718 アニソロ (Live!)

こちらは更に遡って92年のアルバム『タワーリングナンセンス』のライヴヴァージョン!!
ウケがいいんでよくライブでやります。2000年の10周年記念ライブでもやってました。
もちろんトラックがFun-key仕様!強く打ち込まれたドラムに、唸って唸って唸りまくりのベース。
リリックこそ92年のバカバカしさはあれど、ラップもおふざけというよりは見事にカッチョイイ曲に昇華してしまってます。
こういうことをやっちゃうのがSHINCO、スヰンギン、弟くん!尊敬するトラックメイカーでございます。
とはいえそのかっこよさの反面リリックが「おでのもちあじだど!」みたいにオモロスタイルのままなのです。
そのギャップがなんともいえない、このタイトでキメまくってるアルバムの中でもちょっとした違和感と、
洒落たユーモアを感じる一曲なのでございます。この後に原曲を聞くと更に違和感でわけわかんない。
twitterではこんなこと書けませんけど、ぼーずくんと一緒に言いましょう。"fuck!"


08.今夜はブギーバック (Live!)


Amazonや他のレビュー/ブログをはじめ、この曲が目玉だと捉えている感想が多々ありました。
というかほとんどです。たしかに(このバージョンの)この曲、出だしから歌い出しまでゲラゲラ笑いました。
(このバージョンの)ブギーバックを聞いたとき思わず言っちゃいました「音痴~~~!」
このブギーバックは、ややトラックはFun-key仕様となっているものの、あの有名なブギーバックに変わりなく、
確かに「トゥットゥールルー」から始まり「ダンスフロアァ~に~」と始まるのですが、大事な人がいません。
そう、オザケン。小沢健二。大事なヴォーカリスト不在!!!
だから歌います。このMC某が歌ってます。B.O.S.Eが歌ってます!!!!!!
次いでスチャダラアニことA.N.Iも歌い出す!!!!!!!2MCが歌った!!!!!!
それだけでも聴く価値アリなのに、なんとこのおふたり、思ったより音痴さんなのでございました。
ありがとうございます、それだけでも聴く価値があります。しかもヘタウマの範囲での音痴。微妙なところ。
ラッパーの方には歌唱力があるのかないのか分からないのに歌っちゃう人いますよね、
そういえばDABOも。DABOの「ねぇD」という曲の歌はなかなかくるものがありました。いろんな意味で。
ちなみにトラックは完全にFun-key仕様なので原曲の影も、ないようにみえてベースラインは同じです。
加えて途中から「ブーギバック、ブーギバック」と繰り返し歌ったりして、観客からは黄色い声援。
ついでにですが、この曲ばかり持ち上げられてるのは不快です。それは私が「渋谷系」という言葉が嫌いだから。
渋谷系にスチャが加わる起因となったこの曲の原曲ですが、~~系という言葉でくくるのは不快です。
それは私が邦楽としてではなくHIPHOPとして見ているからに他なりません。ひとくくりにするべきなのか。
そういう見方もあるのでしょうが私はしませんできません。


09.Fun-Key-Personality (Live!)

ダラダラと書いた後はライヴテイクの最後の曲!
この曲は『Fun-key LP』に収録されていた曲のため、トラックはまったく同じ。
曲名通りファンキーなトラックに2MCのキレキレなラップが入っている逸曲ですが、
特にこの曲はBPMも早めでラップもハイテンションで加熱が止まらないわけです、
ライヴ向けに作られたと言っても過言ではないこの曲、サンプリングしたギターサウンドが疾走感も与える!
原曲では声がエコー(しているように聞こえる部分)も、ちゃんとライブでもエコー(してるように聞こえる)!
特にこの曲ではANIが気持ちよさそうにラップしてるんです。気持ち良さそうなのか必死なのかわからないけど。
にしてもこの曲のギターのラインのサンプリングネタがマイナーすぎて聞いたこともないです。
SHINCOはなんでもサンプリングします。そこがSDPの大黒柱たる所以かもしれません。
そして曲が終わった後は自然にアウトロになります。アウトロはライヴではなくオリジナル。
このシングルのために作られたアウトロ、ありがとう、シンコチャン!!うにうにしてます。
ついでにこの曲もPVが作られてます。どんだけPV作ったんだってぐらい『Fun-key LP』はPV作ってます。
このPVも前述のVHS『FUN-KEY 4 VIEW』(URBAN ROCK BOX収録)か、
2008年の『Can you Collaborate?』のDVDで観ることが出来ます。


10.トリプルショット (Bonus Track)

いよいよラストの曲。#1のインストでした。
URBAN ROCK BOX収録の『トリプルショットEP』には、#1と#2のインストが入っていないため2曲分お得なんです。
で、私はURBAN ROCK BOXとこの後発のシングル、どっちを買うべきかちょっと迷いました。
しかしインストまでこよなく愛したいというか、#1のトラックをすこぶる気に入っていた私にとって、
それほど迷いなく後発のシングル単体を購入するほうを選んだのでした。インストだって、聴きたいよ。
買って正解のインスト。静かさとけだるさとブレイクビーツがうまく融和したトラック。
次作のアルバム『どコンパクトディスク』に通ずる、ぶっといぶっといブレイクビーツ、
スキマを利用した余裕のあるトラックがこの頃から徐々にチラ見していたというわけです。
前にも書きましたがhookのユニゾンの元ネタを探しきるまで死ねません。
サンプリングじゃなかったら素直に諦めます。そしてこのインスト、終わりかけになると、何か別の音が…
ボーナストラック?なにかな?なにかななにかな。詳しくは、買って聴いてみましょう。

…スターバックス?




そうこうしてるあいだに、10曲書けました。
ちゃんと時間を考えてブログは書かなきゃいけません。
あと偶然にも、「Tripple Shot EP」→「Wild Fancy Alliance」とiTunesがなってるので、
プロロローグの"現代は時間との戦いです"という声ネタが偶然聞こえてびっくり。
そう、時間との戦い。でもこんなシングル聞いてたら、時間がすぐなくなります。

けだるくなりすぎて。ほへえー。
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No.2270|BM Genre : ブログ > 今日のブログ
 
 
 
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