いつか復活するぜ!
昨日書きそびれた
「おおかみこどもの雨と雪」
の感想。今入力してて「雪と雨」ってタイピングしちゃったよ。雪のほうが、お姉さんだしね。
まず今回この映画を見に行った理由が、自主的ではないことを先に行っておきます。
前に「マクロスFの映画」を見に行った時以来の、"付いて行って"鑑賞。
だから、能動的ではない、「なんとなく」な鑑賞。
だから、細田守監督に思い入れがあるとか、ファンだとか、そういうのでもない。
ついでに言うと「サマーウォーズ」も見てない(「時をかける少女」はテレビで見たけれど)
そんな心境で映画を見るので、実際のところ、
どうしても「どんな作風なのか」ってのを気にしてずっと2時間見ていました。
すると最後の最後で「ああ、こんな作風でくるんだ」と、思わず納得。
まずこの話、ストーリーは超単純。人間の女と狼男が子供を2人つくりました。
なので生まれてきたのは当然「狼人間」です。そんな狼人間の子育てストーリー。
このあらすじだけで実はストーリーは完結するんですが、まあ、見終わった感想を書くと
設定ありきでよくここまで話を広げられたなあって。
狼男の話がベースにあったんだろう、もし男女の間に狼人間が出来たらどう育っていくかの記録。
狼人間なので、もちろん普段は人間の姿だったりオオカミの姿だったり、ちぐはぐ。
しかも、感情が高ぶると勝手にオオカミの姿になって自我を失うこともあるという・・。
そんな狼人間という、まあ、ありそうと言えばありそうな設定。
もちろんそれが理由で、病院にも、動物病院にも、どっちにも行けない。
そこで普通に童話みたいに「人間に迫害されてバッドエンド」って来るかと思ってました。
が!
最初、子供たちのお母さんの"花"は、夫の狼人間とアパートで暮らしていました。
まあ色々あって(ネタバレになるので色々省略)、超ド田舎の空き家に引っ越すことに。
で、最初アパートにいた時は見ながら「近隣住民にバレて迫害されるのかな」とか、
ド田舎に引っ越した時も、「周りの老人たちに迫害されるのかな」とか、
どうしてもバッドエンドな方向ばかり予想していたんです。
ところが、全くそんな気配はない。(唯一、姉の雪が同級生に正体がバレそうに…バレちゃったけど)
そう、ただ単に暗い話にするだけなら、誰だって出来るから。だって元が暗い設定だもの。
そんな中でその"設定"をどう調理していったか。
それが、種の本能。自分という存在への葛藤。つまり
アイデンティティ探し。
そっちで来たか!って、見ながらちょっと(心の中で)唸りました。
そうかそうか、だって狼人間だものね。それで小学校なんか行っちゃったら、当然気付かされるね。
人間として生きていくか、
狼として生きていくか。
で、見事に作中では姉の雪がクラスメイトと触れ合う中で人間らしく生きていくようになり、
山の中で"山の主(キツネだったかな?)"と交流していき、オオカミとして生きることに誇りを持ち出す雨。
見事に対照的に、生きていくんだなー。
そんな2人を、母さんは、どう育てるのか。
そう、この映画、
母さんが女神。
「なんだこの母さん!?」「母さん優しすぎる…」「自分の母さんと比較してしまう」
など絶賛の声数々。そりゃそうだよ。ネタバレになるので書けませんが、とても苦労を重ねます。
ド田舎の空き家に引っ越して、家の補修から自給自足生活までなんでも頑張るお母さん。つよい。
しかも子供たちは「狼人間」だから、苦労も二倍。子供は2人だから四倍。
そんな聖母みたいな母さん、とにかく最後の最後まで何もなくてよかった。平和だ。
平和なんです。
人間の心のなかのドス黒い部分はあまり見せず、
むしろ"自分らしく生きること"の素晴らしさを前面に押し出した映画
見る人が見れば、とてもポジティブな気分になれる映画になっていることは確か。
あとそれ以外に思ったのは…
・耳の動きにものすごい作画枚数割ってるな!ピックピクだな!
・終わり方、すっごい、さっぱりなんだね。ドサッパリ。
・あまりジブリ的な芸能人を声優を起用するのは好ましく思わないけど、違和感がそれほどなかった
・夜中に見たからかな、それとも最近は声優指導がシッカリしてるのかな
・例えば昔の「となりのトトロ」の糸井重里なんて以下略
・お母さん放映開始10分で子供作っちゃうってどうなの
って色々思うことももっとあるけど
とりあえず見る前よりはポジティブなきもちになれたので
娯楽作品を楽しめつつ、そういうきもちになれたなら、1000円出して見に行った価値は、あったんだろう
ありがとう、
また、おさそいください
「おおかみこどもの雨と雪」
の感想。今入力してて「雪と雨」ってタイピングしちゃったよ。雪のほうが、お姉さんだしね。
まず今回この映画を見に行った理由が、自主的ではないことを先に行っておきます。
前に「マクロスFの映画」を見に行った時以来の、"付いて行って"鑑賞。
だから、能動的ではない、「なんとなく」な鑑賞。
だから、細田守監督に思い入れがあるとか、ファンだとか、そういうのでもない。
ついでに言うと「サマーウォーズ」も見てない(「時をかける少女」はテレビで見たけれど)
そんな心境で映画を見るので、実際のところ、
どうしても「どんな作風なのか」ってのを気にしてずっと2時間見ていました。
すると最後の最後で「ああ、こんな作風でくるんだ」と、思わず納得。
まずこの話、ストーリーは超単純。人間の女と狼男が子供を2人つくりました。
なので生まれてきたのは当然「狼人間」です。そんな狼人間の子育てストーリー。
このあらすじだけで実はストーリーは完結するんですが、まあ、見終わった感想を書くと
設定ありきでよくここまで話を広げられたなあって。
狼男の話がベースにあったんだろう、もし男女の間に狼人間が出来たらどう育っていくかの記録。
狼人間なので、もちろん普段は人間の姿だったりオオカミの姿だったり、ちぐはぐ。
しかも、感情が高ぶると勝手にオオカミの姿になって自我を失うこともあるという・・。
そんな狼人間という、まあ、ありそうと言えばありそうな設定。
もちろんそれが理由で、病院にも、動物病院にも、どっちにも行けない。
そこで普通に童話みたいに「人間に迫害されてバッドエンド」って来るかと思ってました。
が!
最初、子供たちのお母さんの"花"は、夫の狼人間とアパートで暮らしていました。
まあ色々あって(ネタバレになるので色々省略)、超ド田舎の空き家に引っ越すことに。
で、最初アパートにいた時は見ながら「近隣住民にバレて迫害されるのかな」とか、
ド田舎に引っ越した時も、「周りの老人たちに迫害されるのかな」とか、
どうしてもバッドエンドな方向ばかり予想していたんです。
ところが、全くそんな気配はない。(唯一、姉の雪が同級生に正体がバレそうに…バレちゃったけど)
そう、ただ単に暗い話にするだけなら、誰だって出来るから。だって元が暗い設定だもの。
そんな中でその"設定"をどう調理していったか。
それが、種の本能。自分という存在への葛藤。つまり
アイデンティティ探し。
そっちで来たか!って、見ながらちょっと(心の中で)唸りました。
そうかそうか、だって狼人間だものね。それで小学校なんか行っちゃったら、当然気付かされるね。
人間として生きていくか、
狼として生きていくか。
で、見事に作中では姉の雪がクラスメイトと触れ合う中で人間らしく生きていくようになり、
山の中で"山の主(キツネだったかな?)"と交流していき、オオカミとして生きることに誇りを持ち出す雨。
見事に対照的に、生きていくんだなー。
そんな2人を、母さんは、どう育てるのか。
そう、この映画、
母さんが女神。
「なんだこの母さん!?」「母さん優しすぎる…」「自分の母さんと比較してしまう」
など絶賛の声数々。そりゃそうだよ。ネタバレになるので書けませんが、とても苦労を重ねます。
ド田舎の空き家に引っ越して、家の補修から自給自足生活までなんでも頑張るお母さん。つよい。
しかも子供たちは「狼人間」だから、苦労も二倍。子供は2人だから四倍。
そんな聖母みたいな母さん、とにかく最後の最後まで何もなくてよかった。平和だ。
平和なんです。
人間の心のなかのドス黒い部分はあまり見せず、
むしろ"自分らしく生きること"の素晴らしさを前面に押し出した映画
見る人が見れば、とてもポジティブな気分になれる映画になっていることは確か。
あとそれ以外に思ったのは…
・耳の動きにものすごい作画枚数割ってるな!ピックピクだな!
・終わり方、すっごい、さっぱりなんだね。ドサッパリ。
・あまりジブリ的な芸能人を声優を起用するのは好ましく思わないけど、違和感がそれほどなかった
・夜中に見たからかな、それとも最近は声優指導がシッカリしてるのかな
・例えば昔の「となりのトトロ」の糸井重里なんて以下略
・お母さん放映開始10分で子供作っちゃうってどうなの
って色々思うことももっとあるけど
とりあえず見る前よりはポジティブなきもちになれたので
娯楽作品を楽しめつつ、そういうきもちになれたなら、1000円出して見に行った価値は、あったんだろう
ありがとう、
また、おさそいください
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